No.2--「長野新幹線 あさま」--冬の恋人たち(軽井沢より)

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 新幹線通勤のスタートである。数年前に冬季オリンピックが長野県で

開催され、それに伴い東京から長野まで新幹線が開通した。名前は

「あさま」と名付けられた。

ボディには赤と紺の線が横に引かれ、スマートな車体である。軽井沢も

カーリング競技が行われ、それに伴いいままであった三角屋根の小さな

高原の駅が近代的なりっぱな駅に造り替えられた。

(旧駅は現在、隣に保存されている)

東京―軽井沢間は一時間で結ばれ、夏ともなると別荘族とはまた違う

若者たちが日帰りで来るようなり、ますます賑わうようになっている。

軽井沢は標高千メートルの高原である。信越本線の横川から軽井沢間の標高差を汽車が登ってく

ることはとても大変であった。碓井峠である。

現在では、高崎を過ぎてしばらくするといくつかのトンネルを抜け、わずか十五分で標高差を感じる

までもなく軽井沢駅に静かに滑り込む。

息切れをまったく感じさせない見事な走りである。軽井沢から仕事場のある国立までは終点の東京

駅まで行かず、大宮まで新幹線で行き、そこからは在来線を使用して、約二時間である。新幹線に

乗っている時間は正味四十五分である。あっというまで、もう少し乗っていたい程である。

朝は高崎駅で総入れ替えが行われる。半分の人たちは降り、そして降りた人数以上の人が乗り込

んでくる。通路は立っている人で埋まり、ラッシュ状態である。

こんなに混んでいるなんて、体験してみないと判らないものである。幸いなことに軽井沢から乗る

と、かろうじて席を確保することができるので助かる。(通勤定期なので自由席しか乗れない)

新幹線といえば、いままでは旅行気分で乗るものだと思っていたら、大間違い。「優雅な新幹線通

勤」なんて言葉はもちろんあてはまらない。車内は静か、体を休めていたり、本を読んでいたり、戦

場に向かうようである。途中の停車駅には「新幹線通勤」を大々的に宣伝している看板が見える。

緑の中での暮らしを求めて都会から移り住む人が増えているのであろう。駅前には住宅地が開発さ

れている。でも、まだまだ新幹線通勤は料金が高いと思うけど。(実感)

窓から榛名山がよく見える。平行して走る関越高速道路も見える。朝は誰もが急いでいる。新幹線

も車も。気持ちも。





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