冬の恋人たち--軽井沢より

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zoom RSS No.6--「初冬の軽井沢駅」--冬の恋人たち(軽井沢より)

<<   作成日時 : 2005/06/20 14:52   >>

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 東京で仕事を終え、軽井沢駅に着くのは夜の8時頃である。夏の間は夜でも賑わっていた軽井沢駅であったが11月ともなるとさすがに寂しい。

南口駅前の西武ショッピングプラザも既に電気が消えてひっそりとして

いる。「あさま」は駅の少し手前からゆっくりゆっくり駅に入っていく。

厳しい標高差を登り切ったという安堵感が感じられる。

ふっーと肩の力が抜けおもわず深呼吸している。空気が違う。透明感

がある。この駅に着く瞬間が好きである。

「まもなく軽井沢に到着します」とアナウンスが流れる。

数名の人が席からゆっくりと立ち上がる。ほんとうに数名である。さずがに観光客ではない。平日の夜8時を過

ぎた時刻に軽井沢駅に降りる人は観光客であるはずがない。ゆっくりとした足取りで出口に向かう。

「こんばんわ。今、お帰りですか?」と声をかけてきた青年がいる。彼も、東京まで毎日、仕事に行っている。

そういえば、今朝もお会いしましたね。

ホームに降り、改札口へと続く階段を登っていく。11月でも金曜日ならば数人の人が改札口に迎えにきている。

「やあ」と手を上げて応える人がいる。家族や友達を迎える顔は誰もが笑っている。時には愛犬も一緒にちょこ

んとお座りして待っている。そして、ご主人を見つけるとおもいっきりしっぽを左右に振り、全身で喜びを表現す

る。ほんの数十名しか通過しない、あっという間の改札口での出来事である。

声をかけないまでも、駅員はいつもの顔だ。

朝、通った時にはなかったのに、身長が3メートルもあるサンタクロースが迎えてくれた。髭をたっぷり蓄えた愛

嬌のある顔である。手にはリースを持っている。軽井沢はクリスマスシーズンを迎えようとしていた。

これからクリスマスの日まで毎日、駅でお会いすることになりそうでなんだか嬉しい。そうしているうちに暗闇の

8時14分に着いた「あさま529号」はその先の長野に向かって静かに軽井沢駅を離れていった。

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